「確定申告って難しそう」「書類が多そう」「税務署に行かないといけないのか」という思い込みで、2年間後回しにしていました。
やってみたら2時間で終わって、8万円が返ってきた。
「もっと早くやればよかった」が正直な感想です。手順と詰まりやすいポイントを書きます。
なぜ2年間も後回しにしたのか
確定申告を避けていた理由は、典型的な思い込みでした。
- 「専門知識がないと無理そう」
- 「書類が大量に必要そう」
- 「税務署に並ばないといけないのでは」
- 「計算を間違えたら怖い」
実際にやってみると、これらはすべて杞憂でした。
特に「計算」は、国税庁のシステムが自動でやってくれます。自分で税額を計算する必要はありません。数字を入力すれば、控除額も還付額も自動計算されます。
何を申告して何が返ってきたか
私が申告したのは3つでした。
①住宅ローン控除(初年度)
マンションを購入した年。住宅ローン控除は初年度のみ確定申告が必要(2年目以降は年末調整でOK)。
還付額:約65,000円
これが最も大きな還付でした。
②医療費控除
その年に歯の治療で10万円以上かかっていました。年間の医療費が10万円を超えた分が所得控除になります。
還付額:約8,000円
③ふるさと納税の寄附金控除
5自治体を超えて寄附していたため、ワンストップ特例が使えませんでした。確定申告で寄附金控除を申告。
還付・控除額:約7,000円相当
合計で約8万円の還付(または翌年の住民税軽減)になりました。
やり方(e-Taxでオンライン完結)
今はほとんどオンライン(e-Tax)でできます。
マイナンバーカード+スマホがあれば、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から全部オンラインで完結します。税務署に行く必要はありません。
手順:
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
- 必要書類を準備(源泉徴収票・医療費の領収書・寄附金受領証明書・住宅ローンの残高証明書など)
- 画面の質問に答えながら数字を入力
- マイナンバーカードでe-Tax送信(スマホで読み取り)
- 数週間後に還付金が指定口座に振り込まれる
「難しい」というより「書類の準備が面倒」というのが実態。入力自体は画面の案内に沿うだけでした。
準備しておく書類
確定申告で必要になる主な書類:
| 申告内容 | 必要書類 |
|---|---|
| 全般 | 源泉徴収票(勤務先発行)・マイナンバーカード |
| 医療費控除 | 医療費の領収書・医療費通知(健保から届くもの) |
| 住宅ローン控除 | ローン残高証明書・登記事項証明書・売買契約書の写し |
| ふるさと納税 | 寄附金受領証明書(各自治体から届く) |
| 還付金受取 | 本人名義の銀行口座情報 |
これらを事前に揃えておけば、入力作業はスムーズに進みます。
「領収書・証明書を1年分保管しておく」ことが、確定申告で一番大切な準備です。
確定申告が必要・有効なケース
必須(申告しないと違反になる)
- 副収入が年間20万円超(会社員の場合)
- 住宅ローン控除の初年度
- 年間の医療費が高額(医療費控除を受ける場合)
- 2か所以上から給与をもらっている
任意だが申告すると得をする
- ふるさと納税(5自治体超、または年末調整後に寄附した場合)
- 医療費が年間10万円を超えている
- 年の途中で退職して再就職していない人(払いすぎた税金が戻る可能性が高い)
- 災害・盗難にあった場合(雑損控除)
- 特定の寄附をした場合(寄附金控除)
特に「年の途中で退職した人」は、年末調整を受けていないため税金を払いすぎているケースが多く、確定申告で還付を受けられる可能性が高いです。
初めてでも詰まりやすい場面
①源泉徴収票の転記
「源泉徴収票の欄が多くて、どこをどこに入力するか迷う」という声をよく聞きます。
最近のe-Taxは、源泉徴収票をスマホで撮影すると自動で読み取ってくれる機能もあります。手入力でも、画面に「源泉徴収票のこの欄を入力」と案内が出るので、指示通りに転記すれば大丈夫です。
②マイナンバーカードの読み取り
スマホでマイナンバーカードを読み取る際、カードの置き方や暗証番号でつまずくことがあります。
暗証番号(利用者証明用電子証明書のパスワード・数字4桁)を忘れていると読み取れません。事前に確認しておきましょう。
③医療費の集計
医療費控除は「家族全員分・1年分」を合算できます。領収書がバラバラだと集計が大変です。
「医療費集計フォーム」(国税庁が用意しているExcel)を使うか、家計簿アプリで医療費カテゴリを集計しておくと楽になります。
確定申告のメリットを「金額」で考える
私の場合、確定申告で約8万円が還付されました。
2年間後回しにしていたコスト:もし毎年8万円の還付があったとすれば、2年で16万円を取り逃していた計算になります(実際は住宅ローン控除初年度などで年により変動しますが)。
確定申告は「2時間の作業で数万円が戻る」ことがある手続きです。時給換算すると、これほど割のいい作業はそうありません。
「難しそう」という思い込みを取り除くだけで、かなりお得になります。
まとめ
- 確定申告はe-Taxでオンライン完結、税務署に行く必要はない
- 計算は自動。数字を入力するだけで還付額が分かる
- 住宅ローン控除初年度・医療費控除・ふるさと納税などで還付の可能性
- 領収書・証明書を1年分保管しておくことが最大の準備
- 「2時間の作業で数万円」が戻ることもある割のいい手続き
初めては誰でも不安ですが、一度やれば2年目以降はもっと簡単になります。「難しそう」で後回しにせず、一度試してみる価値は十分あります。
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本記事は、NISA・iDeCo・家計改善を実践する会社員が、自身の経験と公的機関の情報をもとに執筆しています。
本記事は2026年時点の税制に基づいています。確定申告のルール・控除の要件は変更される場合があります。最新情報は国税庁の公式サイトをご確認ください。