副業を始めると決めたとき、「とりあえず月3万円稼げれば固定費の一部になる」と思っていました。
最初の2ヶ月、収入はゼロでした。
月2万円を安定して稼げるようになるまで8ヶ月。その間の試行錯誤を正直に書きます。
なぜ副業を始めたか
きっかけは「収入の柱を1本だけにしておく不安」でした。
会社の業績が悪化したら、給与が減るかもしれない。そのとき何も対策がないのは怖い。
「本業以外に月数万円でも収入があれば、心理的に楽になる」と思って副業を始めました。
目的は「すぐに大金を稼ぐ」ではなく「収入の柱を増やす」「投資に回せるお金を作る」ことでした。
最初にやったこと(と失敗)
クラウドソーシングに登録した
クラウドワークスとランサーズに登録。最初は文章を書くライター案件を探しました。
でも実績のない状態では、単価が低い案件(1文字0.5円程度)しか通りませんでした。
失敗の実態:
- 文字単価0.5円で1万文字書いて5,000円
- 執筆に12〜15時間かかる
- 時給換算すると300〜400円
これは続かない、と判断しました。最低賃金を大きく下回る労働になっていた。
方針を変えた:本業のスキルを活かす
「実績ゼロから始める未経験の副業」は単価が上がりにくい。
そこで「本業のスキルを活かせる副業」に絞ることにしました。
私の本業はWebシステムの運用保守。この経験を活かせる案件を探しました。
狙った案件:
- WordPressのトラブル対応
- サイトの簡単な修正・カスタマイズ
- システムの運用相談
これらは「本業で日常的にやっていること」なので、実績なしでも採用される可能性がありました。
プロフィールに具体的な実績(「○○の機能を実装した経験」「△△のトラブル対応経験」)を書き直して数件応募したら、1件通りました。
8ヶ月間の収入推移
| 時期 | 月収 | やったこと |
|---|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | 0円 | ライター案件に応募するも通らず |
| 3ヶ月目 | 5,000円 | 初めてのライター案件を受注 |
| 4〜5ヶ月目 | 8,000〜12,000円 | WordPress案件に方針転換 |
| 6ヶ月目 | 15,000円 | リピート案件が増える |
| 7ヶ月目 | 22,000円 | 単価交渉に成功 |
| 8ヶ月目〜 | 20,000〜30,000円 | 安定軌道に |
最初の2ヶ月のゼロ円期間が、精神的に一番きつかった。「向いていないのでは」と何度も思いました。
軌道に乗った3つの理由
①「本業の延長」にしたこと
ゼロから新しいスキルを学ぶのではなく、本業で培ったスキルを活かした。学習コストがかからず、すぐに価値を提供できた。
②リピート顧客を大切にしたこと
新規案件を取り続けるより、一度受注した相手から継続案件をもらう方が効率的。丁寧な対応でリピートにつなげた。
③単価交渉をしたこと
実績ができてから「この品質ならこの単価で」と交渉。最初の単価のまま続けるのではなく、価値に応じて単価を上げていった。
月2万円になってから変わったこと
月2万円が安定したタイミングで、毎月の積立NISAを1万円増やしました。
「副業収入 = 投資に回す」というルールにしました。
副業のお金を生活費に混ぜると、いつのまにか使ってしまう。「副業で稼いだ分はすべて投資」と決めることで、本業の生活を変えずに資産形成を加速できました。
副業は「稼ぐ努力」が必要で大変ですが、続けている限り投資に回せるお金が毎月増えていく感覚は、悪くありませんでした。
副業の税金で注意したこと
会社員の場合、副業の所得(収入 - 経費)が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。
月2万円 × 12ヶ月 = 24万円 → 確定申告が必要。
やった手続き:
①経費を記録する
副業に使ったPC・通信費・参考書籍などは経費になります。領収書を保管し、収入から差し引く。
②確定申告をする
e-Taxで副業所得を申告。「雑所得」または「事業所得」として計上。
③住民税は「普通徴収」を選ぶ
確定申告時に住民税の徴収方法で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶと、副業分の住民税が会社の給与天引きに上乗せされず、会社に副業が発覚しにくくなります。
副業を始める前に知っておけばよかったこと
最初から「月3万円稼げる」と期待しすぎていました。
現実は「最初は時給換算すると割に合わない」「実績を作るまでが一番大変」。
でも「8ヶ月後に月2万円安定」は、現実的に達成できる目標でした。
大切な心構え:
- すぐに稼げると期待しない(最初の数ヶ月はほぼ収入ゼロ)
- 本業のスキルを活かせる分野を選ぶ
- 実績を作るまで耐える(ここが一番きつい)
- 「半年〜1年で軌道に乗せる」長期視点を持つ
「すぐ稼げると思って始めて1ヶ月で挫折」するより、「半年〜1年かけて安定軌道に乗せる」という長期視点が合っていると感じています。
会社の副業規定を確認する
副業を始める前に、会社の就業規則で副業が認められているかを必ず確認してください。
近年は副業を認める企業が増えていますが、「許可制」「届出制」「禁止」など会社によって対応が異なります。
禁止されている場合、無断で副業をすると就業規則違反になるリスクがあります。まず自社のルールを確認することが第一歩です。
まとめ
- 副業は最初の数ヶ月はほぼ収入ゼロを覚悟する
- 「本業のスキルを活かせる分野」を選ぶと軌道に乗りやすい
- リピート顧客・単価交渉で収入を安定させる
- 「副業収入は投資に回す」ルールで資産形成を加速
- 年間20万円超の所得は確定申告が必要・住民税は普通徴収
- 始める前に会社の副業規定を必ず確認する
副業は「すぐ稼げる魔法」ではありませんが、長期的に取り組めば確実に収入の柱になります。
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本記事は、NISA・iDeCo・家計改善を実践する会社員が、自身の経験と公的機関の情報をもとに執筆しています。
本記事は2026年時点の税制に基づいています。確定申告のルールは変更される場合があります。最新情報は国税庁の公式サイトをご確認ください。